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2020/09/28 - health

メンタル疾患寛解しました

twitterとかで軽く書いてけど、メンタル疾患になってました。診断名は「パニック障害」。パニックは幸い一回で済んだので実態は「不安障害、自律神経失調症」あたりが実態に近いのかなと思います。

人生最悪級の体験なんですが貴重な経験でもあるのでまとめておく。詳細に書いてたらあまりにも長文になって収集付かなくなったのでざっくりと。気が向いたら詳細補足を後日しよう…と思ったけど、十分長くなってしまいました… 😓

興味本位で読む奇特な方が居たら他山の石に(44歳になるまで半ブラック企業に居たときもメンタル疾患にはなってないので普通レベルのメンタルと思います)。同じような病気の方が居たら経過を参考にしてください。

ちなみに寛解は「薬は飲んでるけど症状はおさまった状態」の意味で使っています。

始まり

2020年3月頃、きっかけは時期的にご想像の通りコロナです。

当初は引きこもりなフリーランスエンジニア生活を送っていた事もあって結構楽観してたのですが、

  • ずっと引きこもっていたのに宅配経由で伝染った
  • マスク無しの歩行者の後ろでも伝染る可能性がある。
  • 軽症で済んでも死ぬほど苦しい。
  • 軽症、入院各種体験談…
  • 既往症持ちは高リスク(喘息持ちです)

とひたすら不安になる情報がネットからもテレビからも摂取してしまい、段々と不安が募るように。 娘の学校が春休み延長になった事もあって、普段は見ない午前中のワイドショーをよく見ていたことも良くなかった。 元々夜更かし、不眠の傾向が不安と外出自粛による運動不足で少しづつ悪化していった。

異変

元々たまに頓服する為に近所の心療内科にマイスリーという睡眠薬の効果の短いものをもらっていたのですが、使用頻度が高くなる事に不安を覚えてある本の情報を元に、「自然に眠くなるまで寝ない、ベッドで眠気が来なかったら一回戻る、最悪一晩ぐらい寝れなくても大した事無いからそのときは次の夜早めに寝れば良い」という不眠対策をやってみました。

結果としてあっさりと徹夜してしまうのですが、「一晩ぐらい大した事無い」という事もあるのでしょうが、私の場合は「持病の逆流性食道炎の悪化」、「謎の下半身の不快感の発症」という結果になってしまった。

迷走

逆流性食道炎は昔から無理をすると悪化していたので、医者から強めの薬にも変えられたし少し食事を控えればラクになるだろうと思っていたが、酒をやめ、刺激物をやめ、油ものをやめ、チョコレートをやめ、冷たいものをやめ、熱いものをやめ…といくら控えても継続的な改善には至らず、対策し過ぎの状態になっていった。

平行して謎の下半身の不快感は、むずむず足症候群(レストレスレッグス症候群 / むずむず脚症候群 | e-ヘルスネット(厚生労働省))かと思って薬をもらってもまるで変化が無く、よく考えたら残尿感だ!と気づいて(全然違うものと思うでしょうが未体験の感覚なので)結構年だし前立腺肥大症ってやつかな?と思って泌尿器科へ。

聞くと肥大症は50代以降が普通で心配無い、エコーでの検査、前立腺がんの検査、実際に残尿があるか?の検査をしても何も問題が無い。

男性の更年期なのでは?という事でホルモン注射を射ってみるも気休め程度にしか改善せず、一ヶ月ほど迷走した後、お願いして検査してもらって慢性前立腺炎と確定した。

余談だが「エコー検査」と聞いていたので身体の外から器具を当てて検査すると思いこんでいたのだが、実は直腸内からのエコー検査で、まったく心の準備も無いままケーブルを肛門に挿され、エコーの機械と指で前立腺を触られ激痛(炎症が無いと痛く無いらしい)すごい衝撃と苦痛でした…😭

慢性前立腺炎とはっきりしたし重病では無いのは良いとして、残念ながらこの病気「原因不明で前立腺が腫れている」という状態であるという事だけで特効薬等は無く、漢方系の薬と生活習慣の改善で下半身の血流を良くするしか無いという事でした。ちなみに座りっぱなしの人に多く、若者でもなるそうです。プログラマは間違いなく高リスクなので同業者は特に気をつけましょう。

衰弱

結果、持病二つの対応の為心がけたのは色々あるのですが、前立腺が痛いので後傾気味に座りたいが、逆流には良くない姿勢なので矛盾するのでスタンディングで一日中作業して腰が痛くなったり。キツいので横になりたいが、食後横になると逆流するので横になれない…とかもうどうすれば休まるのか分からなかった。

睡眠薬でどうにか寝て、雑炊やうどんの刺激の少ない(楽しみの無い)食事をし、サウナとか旅行とかもできず、逆流による胃もたれ、胸やけ、前立腺炎からの残尿感、頻尿、尿道の違和感を常に感じている状態で疲れきっていく。

運動不足やコロナ怖がり過ぎなのも自覚していたので、買いものに出てみたりもし、慣れてきて多少警戒感も薄れたりもしたのだが、ある日マスクしていないおばさんが至近距離に来たときに避けようとして、激しい動悸を自覚した。

発症、発作

6月末頃、この頃には見るからに弱っていたようで、妻が色々心配してくれて気晴らしの旅行や買いもの、サウナ等を勧めてくれたのだが、サウナは前立腺炎が悪化してダメ、買いものも通販は色々買い漁ったものの、電車に乗って行くようなものは疲労が勝ち、旅行は楽しめるのか不安で世の中的に難しくて計画倒れになったときに安心してしまう始末。

段々とストレスに弱くなっていき、元々高所は苦手なのだが、自宅(9階)の廊下が怖い、ベランダに出るのが怖い、果ては室内から外を見るだけで妄想に捉われ、イッテQで頻繁に見るバンジージャンプが直視できなくなってしまう。

段々涙もろくなっていき、ハイキューで泣かされまくりまでは感動していると思っていたが、ストレス解消にとtacica 『aranami』MUSIC VIDEO (先行配信中 TVアニメ『波よ聞いてくれ』OPテーマ) - YouTube を歌っていたときに号泣して最後まで歌えないまでに至る。確かに良い歌だが、いくらなんでもおかしい。どうもセロトニンが減っていると、感情のブレーキが効かず、普段なら100の感動で泣くところが10とか1でも簡単に閾値を超えて泣いてしまうそうです。

ちなみにtwitterとかで「◯◯を見ているとふと涙がこぼれていて、実はとても感動していたと気づいた」とかを見かけると、セロトニンが足りないからゆっくり寝て散歩すれば良いんじゃないかな、と思うようになりました🙃

食事も飲みこむのが精一杯になり限界を感じ、心療内科で抗うつ剤の投与が決まるが、効果が出るのが一ヶ月後と聞いて絶望。 数日後、夕方に激しい動悸がし、少し腕にしびれを感じる。食事を無理矢理飲み込み、薬を飲んだところで発作が始まる。 しびれがひどくなり、腕から胸にしびれが広がる。足がひどく冷えて布団乾燥機を使っても暖まらない、呼吸がしづらくなり、立っていられなくなり、胸と腹が収縮し、命の危険を感じる。 救急車を呼ぼうとするも、妻が経験者だった為思いとどまり、30分ほどでおさまる。 その後数日心療内科が開くまでほぼ寝たきりで、kindle等で時間を潰すも目も疲れきって、なかなか進まない時計を眺めながら過ごす。

治療、回復

体重推移

心療内科に行ってパニック発作の事を伝えると「ウチでは手に負えないから精神科に紹介します」と言われ、つなぎとして精神安定剤を渡される。

精神安定剤は恐ろしく効き、ぼやーっとする替わりにかなりの苦痛が緩和され、「これでなんとか生きていける」と思った。

また、逆流性食道炎の症状と思っていた腹の緊張が安定剤を飲むとおさまる事から自律神経症状であって逆流とは関係無い事が分かった。

精神科では睡眠薬の長時間化と薬の量の調整をされただけだが、経験豊富な印象を受ける医者と、デイケア、入院等の施設もある病院で安心した。

眠れるようになったのとこのあたりで仕事も完全に休んだ事で少しづつ…日々はほぼ変わらないが、1、2週間前の記録を見ると実感ができる程度少しづつ回復が始まった。

一ヶ月ほどで抗うつ剤が効いてきてセロトニンが増えているという要素もあったんだと思う。即効性が無いのでわからないが。

精神科での治療開始ほどなく、頑張らなければ、病気は治るという本に非常に納得した。 ざくっとまとめると、「自分が病気である事を受け容れて主治医を信頼して、治らない症状にこだわり過ぎずに穏やかに過ごせば病気は治る」という事でした。

同じ著者の精神科医が教えるぐっすり眠れる12の法則を参考に朝30分散歩を始めて、以後今日まで一日も休まず毎日続けている。 朝一の日光浴と有酸素運動でセロトニンの分泌を促進し、体内時計のリセットをするという事らしい。

いろんな事を試したが、この朝散歩が一番効果あったんじゃないかと思っている。この時期から明らかに回復が続いていった。 また、夜だけ安定剤を飲んでいた頃に、ジムのパーソナルトレーナーの方に姿勢の改善トレーニングを受けた事も自律神経の調子の向上になったようで、安定剤がゼロになる助けになったと思う。

上のグラフは体重の推移。10キロ減って5キロリバウンド😅

寛解

2ヶ月ほどで安定剤はまったく不要になり、抗うつ剤は再発防止もあり継続、睡眠薬は飲まないときもある程度で、ほぼ今まで通りの生活になった。

更には逆流性食道炎と自律神経による症状を混同していた事がわかった事で、食事制限もほぼ解除しても良くなり、薬は飲んでいるが以前より調子良くなった。

慢性前立腺炎は多少の不快感はあるし、多少疲れやすくなっている、筋力が落ちてる…ぐらいはあるものの、単純に体力低下してるだけなのかな?という感じです。

薬を減らすのはまだまだ時間がかかるだろうけど、「毎日メシが美味いし(少なめだけど)酒も美味い。ゲームも楽しい。幸せ!」となっていて控えめに言って最高の日々を送っています。

寿命が短くなっても良いから今が楽しけりゃ良いと日々健康を軽視している若者(過去の自分も含む)には、健康損なうと家でゲームする事すらできなくなるし楽しくなくなるって事を伝えたい。伝わらないだろうけど…

感謝

  • 家事もままならない時期に世話をしてくれ、パニック発作経験者でパニック発作のときに「死なない、時間が経てばパニックもおさまるし精神症状も治る」とずっと励ましてくれた妻
  • パニック発作で死にそうになったとき軽い適当な事を言いつつも傍には居てくれた娘
  • 毎週のようにウチに一時間近くかけて見舞いに来て仕事したり一緒にスプラトゥーンしたりしてくれた昔からの友人
  • 直接会ったのは数回なのに同じ病気の経験者で見舞いに来てくれて色々アドバイスしてくれた元同僚
  • 契約も切らずに快く休ませてくれた取引先の方々
  • SNS上での報告で励ましてくれた方、特に同種の病気経験者の方々、思ったより多く同病の方が居て励まされました

最後に

こんな長文読んでくれてありがとうございました。

数ヶ月苦痛だらけで棒に振り、収入にも影響出て最低の経験ではありますが、この経験から学んだ事、成長した事もたくさんあるので、これからも頑張って生きていきたいと思います。

もちろん長かったけど、体験談を見ると年単位の闘病を覚悟はしていたので、思ったより早かったです。経済的とか深刻に困る前に回復できて本当に良かった。再発の多い病気でもありますし、油断しないようにせねば。

月並ですが結局のところ、睡眠、運動、食事が本当に大事という事に尽きます。どれかを軽視すると他の二つにも影響出ます。

読んでくれた皆さんの健康を祈ります🙏